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ごく普通の日本人が出逢った外資系企業の世界 2.0

日用品・化粧品・IT業界における外資系企業での経験を通して学んだことをまとめたサイトです。某電子書籍サイトで「2011年秋のビジネス書厳選5冊」に選ばれた拙著「世界基準のビジネススキル - ごく普通の日本人が出逢った外資系企業の世界」はamazonのkindleunlimitedにて無料で読んで頂くことができます。

転職しても活かせるポータブルスキル

新しく勤務先を変えるということは、全てを一からスタートし直すということではありません。それまでの経験や培ってきたスキルのある部分は、新しいキャリアの中でも活かされさらに伸ばされていきます。コアになるスキルは人それぞれですが、私のキャリアの中でポータブルスキル(会社が変わっても活かせるスキル)だと感じていることを忘備録として残しておきたいと思います。

1)常にビジネスモデル・Activity Systemを意識しながら、戦略的にアプローチすること - どの企業にでも当てはまる成功戦略というものは存在しません。その企業の持つユニークな強み・弱みや事業環境を鑑みて、限られたリソース(ヒト・モノ・カネ)をお互いに相乗効果でレバレッジをかけて、目標達成のために最大限活用していく。特にActivity Systemの理解と活用は、国・会社・カテゴリーなどが変わっても、常に活かされるスキルだと思います。

2)複雑なものをシンプルなストーリー・プロセスに落とし込んでOperatoinalizeすること - どんな高尚な戦略も、チームに伝わらなかったり、日々のOperationの中で具現刺されなければ、絵に描いた餅で終わってしまいます。ビジネスモデルの核となる戦略を理解し、Activity Systemの核となるAction Planを理解し、それをシンプルなストーリー・プロセスに落とし込んでいけるスキルは、チームとして結果を出していくために非常に効果的なスキルとなります。

3)一人一人のチームメンバーとの距離を詰めながら、それぞれの良さを最大限活かすための組織をデザインすること - 同じメンバーが、役割や環境が変わっただけで、そのパフォーマンスが大きく変わる場面を数多く見てきました。各人の強み・弱みや人生の目標、メンバー同士の相性やプライベートで抱えている問題など、可能な限り把握することは、チームのパフォーマンスを改善するための大きな武器となります。

4)厄介なことから逃げたり後回しにしたりせず、きちんと向き合うこと - 組織のことでもビジネスのことでも、厄介なことというのは時間が経つとだんだん大きくなることが多いように思います。小手先で凌ごうとしていると、ボディブローのようにダメージが蓄積して、いつのまにか立ち直れないくらいのダメージを負ってしまうということがありました。たとえ一時的に苦しい思いをしても、厄介なことからは逃げたり後回しにしたりせず、きちんと向き合って解決策に取り組むことが、最終的には良い結果につながります。

5)厳しい局面でも常に意識的に楽観性を保つこと - 「笑う門には福来る」というのは本当で、「意識的に」楽観性を保つことは、個人にとってもチームにとっても良い結果に繋がることが経験上多いように思います。この「意識的に」というのが大切で、何も考えずにただいつも楽観的でいることが良いわけではありません。「悲観は気分の賜物、楽観は意思の賜物」と言います。悲観的になりそうな場面であっても、自分の意思を強く持って、楽観的に振る舞うことが、厳しい局面の中で光明を見出す力になるのではないかと思います。

以上5点は、自分の環境を変えることでさらに磨かれていくスキルでもあります。長いキャリアの中で、知識を積み上げていくだけでなく、こういったソフトスキルを開発し伸ばしていくことで、たとえビジネス環境が変わっても変わらず活躍できる人材に近づくことができるのではないかと思います。

 

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